第七話：ピオキの過去：リヴ×ポケ：SSブログ

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第七話：ピオキの過去　[パキケとピキと。] [編集]

第七話：ピオキの過去

そこは―――――「セントアルテミスパーク」・・・。
パックがパークの隅っこでふるえて泣いていた。
「パック!!!」
【ゆ・・夕日・・さん・・・。】

「・・・いつも満員のパークなのにッ・・・！？」
そこには、たくさんのリヴリーの死体。
戦うリヴリーはいなかった。
ぶどうが、掲示板を見たとたん大きな声を出した。
<う・・うわあああッ！？>
「ど、どうしたの！？ぶどう・・ッ」
ぶどうが指さした先にはたくさんの「a」の文字。
『きっと・・・。飼い主様は・・・。これで、フリーズしたんだわ・・・。』
「えっ・・じゃぁ・・逃げ遅れて・・・」
『ええ、おそらく・・・。』

【夕日さん!!!!危ないッッ！】
パックの叫び声がパーク全体に伝わる。
パケ達の頭の上には大きなカマが降りかかる―・・・。

ガシッ・・・。

鈍い音がした。何が起こったかわからなくなった。
目をあける・・・。
ピオキと、赤いもの―・・・。血だ。
ピオキと、血・・・。
「ピっ・・・ピオキさん！？」
『早く！パックを連れて逃げて！』
<行くでありますッ！>
『/thunder ローズウッド!!!』
ローズウッドの鳴き声と、呪文の音。
それから、雷の音。それ以外は何も聞こえなかった。

「ピオキさんッ!!」
パケが手を差し出して、セントアルテミスパークから抜け出した。
ピオキは3怪我の重傷を負っていた。
ピオキはそのままぐったりと倒れこんだ。
「・・・ピオキさんの島に連れて行こうッ！」
<・・・わかったでありますッッ！>
【待ってください！】
「・・・？」
【治療を使いますッ！】
<ＧＬＬだったでありますか・・・>
「・・頑張って！」
【/cure ピオキッ!!】
ピオキの身体は回復し、2怪我になった。
それと同時に、ピオキも目を覚ました。
『ん・・・。ぱ、パケちゃん！？ぶどうはッ・・。パック！？』
「ピオキさん、みんなココにいるよ！」
『・・・パケちゃん・・・。』
「今から、ピオキさんの島に行くから！」
<大丈夫であります！>

無事に、島についた。
それから、飼い主が治療をしてくれたおかげでみるみる回復していった。

そんな、あくる日。
「ピオキさーんッ!!!」
<お見舞いに来たであります！>
【フサムシ持ってきました！】
『あら、みんな・・。パックも・・。』
「どう？体の調子は・・・。」
『もう大丈夫よ！ほら、この通り！』
腕をぐるぐる回していった。

その日は、笑って過ごした。

「そろそろ、かえらなきゃ・・・。」
『そうだね、気を付けて帰りなさいよ！』
<またねでありますー！>
【さよならー！】

少し歩いて、パケは気づいた。
「あっ・・いけない！忘れ物！」

ガラガラ・・・

ピオキは、泣いていた。
「ピオキさん？」
『・・・ッ！』

『・・・どうしたの？』
「ちょっと、忘れものを・・・。」
『・・・教えてあげようか。』
「・・え？」
『ムシクイ帽、届けてくれた時に聞き忘れたこと。』
「・・・！」
パケはどきっとした。
まるで、ピオキが心を読んでるように思えたから。
『私の今の飼い主様・・・。

本当の飼い主様じゃないの。』
「・・・え？」
『私、一回捨てられたの。
寒い夜で、ニュー・ギュニアモデルと私と風しかなかった夜に捨てられた。』
「・・・そうだったんだ・・・。」
『前の飼い主は、アイランドも、何も買ってくれなかったけどひとつだけくれたものがあるの』
「それが・・・」
『そう。

あの、ムシクイ帽。』
『安いから、と言ってくれたけど値札がついたままだった。
すごく高い金額がついてたわ。』
「じゃぁ、それを買うために貯めてたんだ・・・。」
『だから、思い出の品。』

そのとたん、ピオキは泣きだした。
『・・・ッ！何で・・・飼い主様は・・私を、捨てたの・・・ッ？
私・・・ッ・・・いい子・・・じゃ、なかった・・の？』
何も言う言葉がなかった。何も言えなかった。
沈む夕日と、一緒にこの涙が消えれば・・・。
パケはそう願った。

。・：＊☆（´∀｀）ﾉあとがきヽ（´∀｀）☆＊：・。
はぁ・・・疲れた（黙れ
なんかね、やっぱ私シリアス苦手＼(^o^)／
もうちょっと明るい話にできなかったかなｗ

読みにくいなどありましたら是非！アドバイスＫａｍｏｎ！←

2009-08-25 11:39 nice!(2) コメント(3) トラックバック(0)